あら、瞬きしてる間に10月ですね!金木犀も香り、過ごしやすい季節に。そんな秋の入り口に合う小物を制作しました。
がま口ポーチ
シンプルにC&Sのカラーリネン「シナモン」に、刺繍のみのデザイン。刺繍が主役ですね♪
いかに密に配置出来るか、刺せるか、難しい挑戦でしたが、疲れも吹っ飛ぶ可愛らしさになったと思います。色味も秋色で馴染み〜な感じ。
後ろ側やマチはリネンでシンプルに。
内側。リバティ「カペル」です。黄金色。
大きく開きます。
ぽってりとした立体構造です。小振りサイズに曲線マチは、かなり難易度が高く、私はこのサイズが限界かなー。直線マチなら簡単なんですが。でもカーブがあるデザインは可愛いです。
サイドのカンにウッドビーズ。ちょっとした飾りですね。
サイズ
- 縦約7センチ
- 横最大約9センチ
- マチ4センチ
- 口金はキレイなゴールドです(日本製)
ハーフウォレット
C&Sのカラーリネン「シナモン」に、刺繍のみのデザイン。落ち着いた雰囲気がとても気に入っています。
刺繍は少し立体的なモチーフ(バリオンローズ)も入れてみました。めっちゃ個別にバリオンの練習しました(;´Д`)
後ろ側。何かと便利なポケット。アクセントに革タグ。ポケット裏側はもちろんリバティです。
内側。リネンをベースに、リバティづくしです。カード入れは片側3段の両面。
反対側のカード入れ。
カードを入れると、こんな感じ。
小銭入れ。蛇腹をはさんで大きく開きます。小振りな財布でも、ここが大きく開く事で、小銭の出し入れをしやすい構造にしています。蛇腹にしなければ難易度がだいぶ下がるんですが、毎日使うものなので少しでもストレスなくお使いいただく為の工夫ですねー。
ファスナーチャームは、水牛の革紐にウッドビーズ。
サイズ
- 縦約9.5センチ
- 横約15センチ
- 厚さ約2センチ
お財布の基本的な構造は、お財布掲載書籍2冊の作り方と全く同じです。相違点は、きっちりカッチリではなく、フンワリ感を出す為、芯材と縫製の工夫をしています。私にとっては「フンワリ」は超難関技法なんです。カッチカチに固く作る方が簡単!お茶の子さいさい(o・ω・o)ノ゙
フンワリながらフニャフニャせず、ファスナーがスムーズに開閉出来るしっかりさを研究しました。
ファスナーポーチ
ファスナーポーチは、リバティのパッチワークと合わせました。
刺繍部分。パッチワークとの繋ぎ部分に、ちょこっとステッチが入っています。
後ろ側。全面にリバティパッチワーク。1辺3センチの小さなピースを手縫いで合わせ、ふんわり芯に手縫いでキルティング。とにかく今回は手縫いにこだわりました。まあ、3センチ角をミシンで縫う方が難しいかもしれません💦
手縫いのふっくらした縫い目を潰さないよう、慎重に芯材を選び、アイロンは最小限に抑えています。アイロンも結構重要な工程なんですよね。
内側。リバティ「カペル」です。
ファスナーはアンティークゴールド。引き手にウッドビーズを結んでいます。オレンジは茶系等に合いますねえ。
サイズ
- 縦約10.5センチ
- 横約15センチ
- ファスナーサイズ14センチ
ふんわりながら、ファスナーの開閉でもフニャフニャしないよう芯材を工夫しています。ファスナーを開ける、がま口の口金を閉じる、といった動作でも以外と負荷はかかっているので、それらに負けない「しっかりさ」も必要。芯材の選び方で全然違う手触りになるので厳選し、貼る順番も工夫しています。
3つとも共通ですが、今までにない「ふんわり、しっかり」です。全体の縫製はミシンでがっしり縫っていますが、手縫い行程も今までで1番多いです。
ニューノーマルな時代ですが(なにソレ?)可愛い小物を眺めて気分転換するのも良いかな、と思います。私も観賞用小物をPC横に置いて眺めてたりします。どなたかの癒やしになれば幸いです。
マリンドロップちゃん